導入事例 株式会社ミルボン様

匿名通報の受付体制強化で、従業員の安心感が高まった
通報しやすい窓口設置により、潜在リスクの顕在化を実現

プロユース市場に特化した
ヘア化粧品事業をグローバル展開

御社の事業内容について教えてください。
ヘア化粧品業界は2つの市場がありますが、弊社は1960年の創業以来半世紀以上にわたり、一貫してプロユース市場(美容師・美容室)に絞った事業を展開しています。

提供する商品には、美容師がお客様に対して使用するカラー剤やヘアケア剤などの業務用商品と、美容室を利用するお客様が美容室を通じてのみ購入できる一般消費者向け商品とがあり、これらの製造・販売を通じて美容室の持続的な成長とお客様の美しい生き方により寄り添い続けています。
国内に19拠点、海外にも13拠点ありまして、グローバルに事業を展開しています。

受付範囲の拡充と匿名通報の
調査対応に限界があった

弊社サービス導入前はどのような課題を抱えていましたか?
元々、社内と社外に窓口を設置しておりまして、社外窓口はハラスメントのみを受け付けていました。

公益通報については、社内窓口として内部監査部に直接連絡してください、と規定していましたが、実際に連絡がくることはなかったです。

当時利用していた外部窓口は、ハラスメント相談の受付をするのに特化した会社ではなく、どちらかというと医療系の会社で、メンタルヘルスに関する相談の延長線上でハラスメントの受付をしているという形でした。
そのため、そちらの窓口で公益通報も含めて対応して頂くというのが難しい状況でした。

また、通報者が匿名の場合ですよね。匿名で通報や相談が入ったときの調査対応に限界がありました。匿名通報への対応の難しさを感じていたところはありましたかね。

社内でコンプライアンスのアンケートを匿名で実施しているんですけど、こういうことが起こっているみたいなことが書いてあっても、匿名だとその後の調査対応ができませんでした。
そのあたりで限界というか課題を感じていたような感じですね。

匿名通報に対応可能な受付体制と対応言語の豊富さ

サービス選定のポイントと弊社サービス導入の決め手は何でしょうか?

サービス選定においては大きく3つのポイントがありました。

  • Webフォームでの受付可否(匿名での相談を受けられるような相談チャネルを有している)
  • 電話通報/相談の窓口受付時間の長さ
  • 外国語対応における対応言語の豊富さ

1つ目はWebフォームがあるかどうかというところです。相談を匿名で受付するには電話やメールでは難しいと思っていたので、Webフォームが必要と考えていました。
あとは、電話の通報受付時間の長さです。また、将来的な話ですが海外の拠点が増えてきているので、外国語の対応がある程度できるところを探していました。

1番の決め手は外国語の対応の幅が他社よりも広いというところですね。
弊社の海外拠点すべての言語に対応できるのがNEC VALWAYさんだけでした。
あとは、お問合せをしてサービスの紹介をしていただいた際、担当の方からの説明が非常にわかりやすかったです。

リスクレベル判定付のレポートにより迅速な調査対応が可能に!

実際にサービス利用してみていかがですか?

通報が入った際にご納品頂けるリスクレポートがすごくわかりやすいですし、通報のリスクレベルを弁護士のコメント付きで頂けるのも、状況がすごくわかる内容になっていますよね。

この通報はどういう案件かっていうことを、リスクレポートとして情報整理して納品頂けるので、それは非常にありがたいです。以前は、通報があった案件について、情報がそのままくるだけでしたので、まずは情報の確認をしていかないといけませんでした。

検討前に確認が必要な情報を速やかに把握できることで、スムーズに社内の検討や調査の対応が始められるので、そういう点ではありがたいと思いますね。

あとは、通報者に対する「推奨対応期限」を設けてくれて、期限が迫ったらリマインドしてくれるところですね。その点もすごくいいですね。

匿名通報への対応強化により、潜在リスクが顕在化!

サービス導入前と比較して何か変化はありましたか?

匿名でもやり取りができるので、通報や相談のキャッチングが多くなっているように感じます。
それで従業員の声が拾えるっていうのは、とても良いことだろうなと思いますね。

また、実際の通報者から「電話で相談した際に、相談員の方の電話対応がとてもよかった」というような声もありました。相談員の方が、親身になって話を聞いてくれたと言っていましたね。
そこが一番大事ですよね。

大切なのは“内部と外部の両輪“内部で自走できる企業にオススメ

弊社サービスを他社におすすめするとしたら、どんな企業におすすめですか?

基本的に公益通報/ハラスメント相談対応というものは、NEC VALWAYさんに全て対応して頂ければいいっていうものではないと思っています。やはりサービス導入側の内部体制の問題もあると思いますので、内部体制と外部窓口の両輪がしっかりしていないと動かないと思うんですよ。

NEC VALWAYさんのサービス自体を勧めるとすれば、10点で勧めることができますけど、実際に全て任せてしまってもいいわけではなくて、内部での対応もしっかりとやらないといけないものだと思います。その場合に何点になるかは、各社の内部体制次第なのかなとは思います。

今後のハラスメント防止に向けた想い

NEC VALWAYさんのサービスを導入したことで、何かあったら相談できる窓口があるという認識が従業員にも広がっていると思います。

国内/国外に複数の拠点がありますので、継続的に従業員向けの教育を実施することが難しい状況ではありますが、今後は従業員向けにハラスメントに関する教育をより一層やっていく必要があると思っています。

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