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導入事例 スターゼン株式会社様
匿名での受付体制強化により、相談しやすい窓口を実現
専門家によるアドバイスの活用で、質の高い調査対応が可能に

食を通して人々を幸せにする
グローバルな生活関連企業
御社の事業内容について教えてください。
スターゼングループは、食肉の生産や加工、食肉製品/加工食品の製造・販売、そして食肉および加工食品の輸出入を行う食肉業界のトータルサプライヤーです。
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの小売店、レストランやファストフード、牛丼チェーンなどの外食産業、給食や生協、食品メーカーなど、販売先は多岐にわたります。
国内だけでなく、米国、香港、シンガポール、マカオ、タイ、カナダ、EU、ロシアなど17の国と地域に国産の牛肉、豚肉等を輸出しており、海外での和牛人気もあって年々実績は拡大しています。
近年は食肉の鮮度維持による食品ロス削減、食肉処理工場の機械化、自動化による生産性向上、太陽光パネルの導入、代替肉の製造・供給など、様々な社会課題の解決に取り組みながら、高品質で安全な食肉や加工食品を、安定的に供給できる体制を確立しています。
匿名相談に対して、解決に繋がる調査対応ができていなかった
弊社サービス導入前はどのような課題を抱えていましたか?
NEC VALWAYさんのサービスを導入する前は、①社内相談窓口、②弁護士相談窓口、③外部ベンダー窓口の3つで相談を受け付けていました。
各窓口において、相談内容による切り分けは特に行わずに、「3つの窓口があるのでいずれかの窓口に相談してください」という案内をしていました。
社内の相談窓口は、匿名での相談も受け付けていますが、匿名での相談は少なく、実名での相談が多い傾向があります。
匿名での相談は、弁護士の窓口か外部ベンダーの窓口に入ってくることが多く、一方的に話を聞くだけで双方向でのコミュニケーションが取れない状況でした。調査対応のために必要な情報がないことも多くあり、改善しようにも対処ができない状態でした。
外部ベンダーの窓口は、「話を聞いてくれる」窓口でしたので、悩みなどの話を聞いてほしい人には良かったと思いますが、解決を望む人が相談しても解決につながらないという課題感がありました。
一方通行のコミュニケーションのため、相談者に対してもフィードバックができませんでした。
質の高い調査対応を可能にする双方向のコミュニケーションと専門家アドバイス
サービス選定のポイントと弊社サービス導入の決め手は何でしょうか?
御社は、NECさんのグループ会社という部分で、非常に信頼できそうな印象を持っていました。
そしてやはり匿名の相談者と当社の間に御社が入ることで、双方向でやり取りができるところがサービス選定の一番のポイントになりました。
また、リスクレポートには、相談内容に対し専門家からのコメントがあることもサービス選定のポイントになりました。相談に対する対応は人事の担当者が行っていますが、専門家ではありませんので、専門家の意見を聞いて参考にしながら対応が可能というところが、とてもいいと思いましたね。
御社のサービスの利用により、課題として抱えていた匿名相談の解決につながるものと思えたことが、御社のサービス導入の決め手でした。
弁護士監修のリスクレポートで質の高い調査対応が可能になった
実際にサービス利用してみていかがですか?


納品いただけるリスクレポートには、リスクレベルも付いてきますし、そこに入れていただいているコメントはすごく重宝しています。相談に対してどう対応したらよいか専門家にアドバイスをいただけるので、非常に参考になりますよね。
NEC VALWAYさんのサービスを導入する前は、リスクレベルを社内の担当者が感覚的に判断するしかなかったので、客観的な目線での専門家の意見はとても助かっています。
また、匿名相談の場合でも相談者とのやり取りが何度でもできますし、解決に向けた調査対応がしやすくなりましたね。当社は「スターゼンで働いて良かったと思える会社にしよう」を経営理念のひとつに掲げています。御社のサービスの利用がその実現のための手段のひとつになるかなと思っています。
調査対応を進めていく中で、案件によってはどのように対応すべきか悩むことがありますので、そのタイミングで色々とご相談できると、より利用しやすいサービスになると思います。
相談受付の体制強化により、従業員が相談しやすい窓口へ
サービス導入前と比較して何か変化はありましたか?

まずは、相談のチャネルとして「Webフォーム」を使えることで、相談者の方が相談しやすくなったと思います。Webフォーム、電話、メール、書面と複数の相談チャネルがあり、相談者が自分の環境に合ったものを選択できるようになったことや、複数言語で対応いただけるようになったことで使い勝手が良くなったと思います。
また、従業員目線でみると、匿名で相談できることもとても使いやすいと思います。名前は匿名を希望するが、事業所名だけは公開してもいいという選択肢も可能となっているので、相談の敷居が下がっていると思います。
相談内容も個人的な相談だけではなく、会社の改善に繋がるような相談も増えている印象があります。
匿名相談への調査対応に課題を感じている企業におすすめ
弊社サービスを他社におすすめするとしたら、どんな企業におすすめですか?

相談受付体制としての機能やツールが、しっかりと整備されているので、そういった体制が整備できていない企業にとっては、体制強化できるのでいいと思います。繰り返しになりますが、なんといっても匿名相談の場合でもやり取りできるところはおすすめですね。
また、リスクレポートには客観的なコメントや法的観点のリスク判定がいただける以外に、被通報者の情報や第三者の認識、証拠物件の有無などの情報が整理されているので、とても利用しやすいです。
今後のハラスメント防止に向けた想い
理想はハラスメントがない会社にしたいですね。なかなか難しい課題であるとは認識していますが、少しでもハラスメント防止の意識を高くしていきたいと思います。相談に対して客観的に判断ができるように体制を整えていますので、相談に対して真摯に向き合っていくことで、従業員が安心して働ける会社にしていきたいと思います。