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導入事例アンケート
株式会社日本動物高度医療センター様
NEC 内部通報窓口代行サービスを導入いただいた企業様に
導入に至った経緯や抱えていた課題をお伺いしました!
ハラスメントや企業の不正などが後を絶たない中、経営者の皆様はどのようにハラスメントや不正を防ぎ、従業員がよりよい環境で働いていけるかを日々模索していることと存じます。その中で今回は、従業員の相談の声を拾い上げたい、対応する窓口担当者の負担を軽減したいという課題を抱えている株式会社日本動物高度医療センター様にお話をお伺いしました。
内部通報制度の実効性向上、対応スキル・ノウハウの強化が課題
貴社の概要・沿革等についてお聞かせください。
日本動物高度医療センター(JARMeC)は民間で初めてより専門的な診断・治療を行う犬・猫向けの「二次診療」に特化した動物病院です。「犬・猫向けの高度医療(二次診療)を全国に広めたい」。そんな想いから、2007年に川崎に初めての拠点を開業しました。
「かかりつけの動物病院と連携し、より高度な医療・寄り添う心で、どうぶつを愛する家族の希望となる。」を使命に、かかりつけの動物病院さまからの完全紹介制によって、高い専門性とホスピタリティにより、日々診療を行っております。現在までに、川崎本院に加えて、名古屋、東京、そして大阪それぞれに病院を展開し、各地域においてかかりつけ病院さまとの連携を大切にしています。
当社のグループにはMRI・CTによる画像診断サービスを行う「キャミック」と動物の在宅ケアのための酸素濃縮器のレンタル・販売を展開する「terucom(テルコム)」があり、グループ全体で動物医療の可能性を広げる取り組みを行っています。
そのほか2009年には民間で初めて農林水産大臣指定の「小動物臨床研修診療施設」に指定され、2015年には動物病院として初めて東京証券取引所マザーズ市場に上場(現在は東京証券取引所グロース市場に移行)いたしました。これからも「365日、かかりつけ医のすぐそばにいる高度医療チーム」として動物医療の進歩へ貢献していきたいと考えております。
窓口運営の体制についてお聞かせください。
これまで内部通報の窓口は外部の顧問弁護士へ委託し、メンタルヘルスの相談窓口についても外部の専門機関へ委託しておりました。申告された案件については社内の内部通報担当役員や監査等委員等で構成するチーム(5名体制)で情報共有・役割分担して調査・対応、再発防止策の検討等を実施し、調査結果は定期的に取締役会へ報告しておりました。
サービス検討の背景と貴社(貴法人/貴学)が抱えていた課題についてお聞かせください。
従来、内部通報は外部の顧問弁護士へ窓口業務を委託しておりましたが、例えばハラスメント等の内部通報に至る前の従業員からの相談等については対象外となっていました。企業が抱えるリスクは従業員のちょっとした悩みから検知されるケースが多いため、相談・カウンセリング等の専門的知見を持った窓口で相談フェーズから対応することで、相談者の悩み・不安を早期に解消することができ、また会社としてもリスク情報をタイムリーに収集し、内部通報の実効性向上につながるとの課題認識がありました。また、内部通報においては通報者の保護と心理的安全性の確保が重要ですが、会社の顧問弁護士は真の意味での「第三者」とはいえないため、相談窓口の独立性の観点からも課題があると感じておりました。
さらに実務的には、内部通報受付時の対応や申告案件に関するリスクの評価、調査・対応等のスキル・ノウハウの強化、内部通報受付担当者の負担軽減も課題としてありました。
企業としての持続的な事業活動、健全な発展に向け活用を期待
サービス選定時、比較検討していたポイントをお聞かせください。
サービスの選定に当たっては、以下のようなポイントで複数社のサービスを比較・評価し検討を進めてきました。
⓵受付方法の豊富さ(メール、WEBフォーム、電話、手紙など、従業員の生活スタイルに即した、従業員が申告しやすい多様な受付方法が用意されているか)
⓶通報内容の受付範囲(不正行為に関する通報の受付だけでなく、ハラスメント等の企業倫理問題の申告や従業員の悩み・困り事などの相談にも対応していただけるか)
⓷受付窓口としての対応スキル・専門性の高さ(通報案件について適切に受付・対応し、各案件の調査・対応の進め方について適切なアドバイスを受けられるか)
⓸料金や付加サービスの内容(その他社員研修やアンケート等の付加サービスを含めた全体的なコストパフォーマンス)
NEC VALWAYを選定した理由を教えてください。
上記検討の結果、NEC VALWAYさんのサービスについて以下の点を評価し、選定させていただきました。
まず、受付方法が、従業員が利用しやすいようにメール、WEBフォーム、電話、手紙など多様な手段が用意されており、不正行為の申告だけでなくハラスメント等に関する従業員からの相談も受付けていただけることです。ここで専門のカウンセラーの方から従業員の話をじっくり聴いていただくことで、従業員が安心して相談することができ、悩み・不安の解消につながると期待しています。
次に、受付時に訓練されたオペレーターから初期対応に必要な事実関係の聴き取りが行われ、その結果を基に案件毎に弁護士監修によるリスクレポートが提供され、リスクの評価や調査・対応の進め方について専門的知見のある方から的確なアドバイスをいただけることです。これにより、以降の調査・対応の円滑化、解決までの時間短縮が図れることを評価しました。
また、社員のエンゲージメントやコンプライアンス意識についての匿名アンケートに基づく「職場の健康度調査」、内部通報窓口に関する社内周知ツールの提供など、ユーザニーズに即したきめ細やかな付加サービスが用意されていることもポイントでした。
そうした点から、NEC VALWAYさんのサービス品質、コストパフォーマンスの高さを総合的に判断し、また他社様における豊富な導入実績と高い評価を拝見し、NEC VALWAYさんの導入を決定させていただきました。
サービス導入後の効果について期待していることをお聞かせください。
2022年6月の公益通報者保護法改正により、公益通報者の保護や、一定数以上の従業員を抱える企業に内部通報体制の整備が義務化されるなど、企業として内部通報制度を構築し運用することは当然の責務といえます。
企業としても、事業活動に関わる不正やコンプライアンスのリスクを早期に検知しリスクの顕在化を防止すると同時に、職場環境を改善し従業員のエンゲージメント、コンプライアンス意識を高めていくことは、企業として持続的な事業活動と健全な発展に向けて重要な取り組みであると考えております。
NEC VALWAYさんのサービスを利用して内部通報制度を適切に構築・運用してまいりたいと考えております。
この度は導入事例アンケートへのご回答ありがとうございました!
お客様プロフィール
株式会社日本動物高度医療センター
社名 | 株式会社日本動物高度医療センター |
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本社所在地 | 〒213-0032 神奈川県川崎市高津区久地2-5-8 |
従業員数 | 260名 |
事業内容 | 犬・猫向けの高度医療(二次診療)を行う動物病院 |
URL | ![]() |